【日本ダービー】ダノンプレミアム“神枠”から無敗頂点へ 朝日杯FS制覇時と同枠

 「日本ダービー・G1」(27日、東京)

 天運も2歳王者に味方した!競馬の祭典の出走馬、枠順が24日、確定。過去10年で4勝を挙げる1枠1番は、4戦無敗のダノンプレミアムが手に入れた。振り返れば朝日杯FSも最内枠からの戴冠。絶好のポールポジションから6955頭の頂点に立ってみせる。

 近年のダービーにおいて、枠順の重要度は飛躍的にアップ。とりわけ直近の10年に見られる顕著な傾向として、最内枠のポールポジション化がある。

 ディープスカイ(08年)、ロジユニヴァース(09年)、エイシンフラッシュ(10年)、キズナ(13年)の4頭が1枠1番から戴冠。11年2着のウインバリアシオン、15年2着のサトノラーゼン、16年3着のディーマジェスティもまた、1枠1番からのスタートだった。

 18年、この“ダービーポジション”を手にしたのは、4戦4勝馬ダノンプレミアムだ。実力だけでなく、運という部分でも“持ってる”ことをまず証明してみせた。「追い切った後も特に変わらず順調に来ています。皐月賞は挫石で回避することになりましたが、大事に大事にやってきて、ジワジワ上げてきました。いい感じですし、不安なく競馬に向かえそうです」。追い切り翌日の24日朝は入念に乗り運動を消化。順調ぶりを確認した猿橋助手は、枠順に関して「決められたところでベストを尽くしたい。そう思っています」と決意の言葉で答えた。

 思えば朝日杯FSを完勝し、2歳王者に輝いた時のゼッケンも1枠1番。プレミアムにとって、思い出の数字であり、栄光のナンバーでもある。いざ、平成最後のダービー馬の座へ-。史上11頭目となる無敗での戴冠へ向け、最後のピースが埋まった。

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