オジュウチョウサン平地出走へ 武豊とコンビで7・7福島の開成山特別を予定

 最強ジャンパーに仰天プランが浮上した。JRA史上最多のJ・G1で5勝をマークし、平地を含め歴代トップとなるJRA重賞9連勝中のオジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田郎)が、7月7日に福島で行われる平地500万下の開成山特別(芝2600メートル)に武豊騎乗で出走を目指すことを23日、和田郎師が発表した。その後も平地戦のビッグレースを目指していく。

 障害の絶対王者として君臨する同馬は総賞金5億3307万3000円を獲得しているものの、平地では未勝利のため、格付けは500万下に。出走するためには、開成山特別がフルゲートの16頭に満たないことが条件になる。なお、同レースが過去10年において16頭立てで行われたことはなく、近3年は11、10、10頭立てとなっている。

 和田郎師は「オーナーの平地での走りを見てみたいという意向で使うことにしました。武豊騎手の承諾も得ています」と説明。さらに、「その後も平地で使う権利を得るためには、まずは1勝を挙げなければならない。可能性がある限り大きなレースにも挑戦してみたいとオーナーは考えています」と、平地のG1レースに出走するという大きな目標を持っていることを明かした。前例のない障害王者の“二刀流”挑戦だけに、注目が集まりそうだ。

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