【ダービー展望】ダノンプレミアムが力の違いを見せるか
「ダービー・G1」(27日、東京)
今年はこの馬の存在抜きには語れない。2歳王者ダノンプレミアム。無傷の4連勝で弥生賞を快勝したものの、右前挫石で皐月賞を回避。大舞台に休養明けで挑むことになった。1週前は栗東CWで6F79秒1-36秒6-11秒2の好時計を記録。騎乗した川田は「1週前としては、しっかりとやれました」と安どの表情を見せる。本番までの調整過程は見逃せない。
皐月賞馬エポカドーロにとっては2冠制覇の懸かる一戦だ。皐月賞は2着サンリヴァルに2馬身半差をつける完勝。この中間の調整について、藤原英師は「皐月賞の出来を維持できている」と順調さをアピールする。
無敗馬はダノンプレミアムだけではない。3連勝で毎日杯を制したブラストワンピース。早くから皐月賞をパスし、目標をダービー一本に絞ってきたあたり、この一戦への思いは強い。
皐月賞は5着に敗れたキタノコマンドールだが、馬群の外からメンバー最速タイの上がり3F34秒8を記録した。この決め手は東京へ変わって生きる。
ほかでは青葉賞を完勝したゴーフォザサミット、連覇を狙うルメール騎乗の皐月賞4着馬ステルヴィオ、1番人気に推された皐月賞では7着に敗れたものの、得意の東京で逆転を狙うワグネリアンなどにも注目だ。