「ボートレースオールスター・ＳＧ」（２２日開幕、尼崎）

　ＳＧ連続優勝へ井口が突き進む。３月のクラシック（浜名湖）では５年８カ月ぶりにＳＧ制覇。優勝戦は２コースまくりで栄冠をつかんだ。エース機を操る岡崎恭裕の攻めを受け止め、インの白井英治を撃破。「自然と体が動いた」と全速戦で１Ｍの攻防を制した。

　３月に戸田周年の準優でＦを切ったため、今回のオールスター後からＦ休み。さらに休み明けから３カ月間はＧ１に出場できないペナルティーを負っている。それだけに「オールスターまでが僕の勝負だと思っている。年末のベスト６入りには、もう一つＳＧを獲らなければ」と今年２冠目を狙っている。

　クラシック後は、続けて蒲郡周年で優出３着と活躍。ゴールデンウイークの地元戦こそ振るわなかったが「足はこだわりなく、最低限は合わせることができている」と好調をキープできている。４月末までの前期勝率は７・９９。全選手の中でも５位のハイアベレージを残してきた。

　尼崎は得意にしている水面。２０１２年７月のオーシャンカップ優勝を含めてＳＧで２回、Ｇ１でも２回の優出実績を誇る。１年半ぶりのセンタープールにも不安はない。持ち味のスリット攻勢で、通算７回目のＳＧ戴冠を目指す。