【ボート】村松修二、地元宮島周年に初挑戦「100%正面から向き合って」
「宮島チャンピオンカップ・G1」(10日開幕、宮島)
SG戦線の主役が宮島ボートに集結する。超一流のバトルが10日に幕を開け、15日までの6日間で争われる。昨年のグランプリを制した桐生順平を筆頭とする強力遠征陣に対し、迎え撃つ地元勢は今年G1でV2と好調な前本泰和を筆頭に大上卓人、村松修二ら成長株も名を連ねる。
広島期待の新星・村松が、地元周年に初参戦する。G1では2月中国地区選(児島)、3月蒲郡周年と予選突破。素質の高さを大いにアピールしてきた。
村松自身は「記念を走れて良かった。自分の中で、目的がハッキリしました」と振り返る。それは「ずっと記念を走ってる人たちは目的意識というか、そもそもの根本が違う。それを感じ取れたのが良かったです」と、トップクラスに感化されたことが要因。それがあるからこそ「芯をとらえた仕事ができているんだと思います」とスッキリした表情で話す。
目標は今年中のG1制覇。「今の自分が走れる、目いっぱいのステージ」と、夢物語ではなく本気で狙う心意気を示す。準優に乗れた前2節のG1も「もっと内の枠で(準優に)乗れるようにしたい」と、好結果とは思っていない。「100%正面から向き合って仕事をしないと、反省材料が返ってこない」。初めて挑む地元周年も、村松は100%の力で挑む。