【ボート】大上卓人「しっかり自分の力を出して」地元宮島周年予選突破誓う

 「宮島チャンピオンカップ・G1」(10日開幕、宮島)

 SG戦線の主役が宮島ボートに集結する。超一流のバトルが10日に幕を開け、15日までの6日間で争われる。昨年のグランプリを制した桐生順平を筆頭とする強力遠征陣に対し、迎え撃つ地元勢は今年G1でV2と好調な前本泰和を筆頭に大上卓人、村松修二ら成長株も名を連ねる。

 強くなった姿を、地元のG1で見せる。大上は昨年から本格的にG1へ参戦するようになったが、ヤングダービー(蒲郡)の優出3着こそあるが周年記念はすべて予選落ち。トップクラスの厚い壁に跳ね返されてきたが、その中で1つの光を見いだしていた。

 「上の方たちの立ち居振る舞いや考え方を間近で見て、この半年は自分の気持ちのあり方を考えるようになりました。その中で前節(とこなめG2・MB大賞)あたりからいい気持ちの入れ方が見つかった気がします」。

 分かりやすい比較ができる。正月開催とゴールデンウイーク(GW)開催で、大上はともにエース42号機を引いた。結果は正月が準優敗退で、GWは優勝。転覆もあり落ち着かなかった正月とは対照的に、GWは予選で5連勝を飾るなどシリーズリーダーとして引っ張った。「今までの僕だったら、成績がいいことで浮き足立って自分でリズムを崩していたと思う」と胸を張る。

 そのGW制覇で弾みもつけて、地元の周年記念に初挑戦。まず狙うのは、周年初の予選突破。「記念で一回も予選突破できてない。しっかり自分の力を出して、そこを目標にしたい」。走り慣れた水面も味方に、今までと違う姿で一線級に挑む。

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