クリンチャーとジャンダルム、凱旋門挑戦へ ノースヒルズ前田代表明言

 18年の凱旋門賞(10月7日・ロンシャン)に、クリンチャー(牡4歳、栗東・宮本)とジャンダルム(牡3歳、栗東・池江)が挑戦を検討していることが16日、分かった。(株)ノースヒルズの前田幸治代表が明らかにした。

 同代表は「日の丸を背負い、世界の頂点を目指したい」と意気込みを伝える。「クリンチャーは天皇賞・春で好勝負してくれたら。距離は大丈夫ですし、キズナ(13年凱旋門賞4着)よりフランスの重い馬場への適性はあると思っています。ジャンダルムはダービーの結果次第で米ブリーダーズC参戦も視野に入れています」と挑戦プランを話した。

 また、交流重賞6勝のアムールブリエ(牝7歳)は英国に渡り、日本で受胎していた父キズナの牝馬を出産、18年はフランケルを種付けした。16年キーンランドCなど短距離重賞を2勝したブランボヌール(牝5歳)にはキトゥンズジョイを、フィドゥーシア(牝6歳)には、世界最強ダート馬ガンランナーを種付けしたことも発表した。

 ノースヒルズは17年10月には北海道日高町に、競走馬イヤリング(1歳馬)中期育成牧場の「ノースヒルズ清畠」(約100ヘクタール)を開場し、さらなる施設充実を図っている。

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