【ボート】福岡マスターズカウントダウンコラム5
「マスターズチャンピオン・プレミアムG1」(17日開幕、福岡)
舞台がマスターズでも自身のスタイルは崩さず、吉川昭が大舞台を盛り上げる。昨年は124回の1着をマークして、年間最多勝を獲得。円熟の域に入りながらも、進化を続ける姿をアピールした。
持ち味は積極的なコース取りからの速攻戦だ。同型がそろうシリーズでも、その姿勢は貫くつもりだ。「みんな一生懸命(コースを)取りに来ると思う。自分も、もちろん参加します。マスターズだからと言って、ダッシュに行くとかはないです」。ピットアウト、進入から勝負する構えだ。
大会の舞台となる福岡は「日本で2番目に苦手なボート場」と認める。最近5年間での出走も、昨年10月の一般戦の1節のみ。それでも、シリーズで4勝をマークするなど十分に克服可能だ。
今年から出場資格が45歳に引き下げられ、出場権を獲得。もちろん、今回がマスターズ初出場。「楽しみたいと思っています。雰囲気も味わったことがないし、チャレンジャーの気持ちで頑張ります」と、大舞台に気合を込める。松井繁を筆頭に超大物参戦に話題は集まりそうなシリーズだが、1着ラッシュを飾り、充実期を迎えている昨今の勢いに乗り、マスターズでの大暴れを虎視たんたんと狙っている。