【高松宮記念】ネロ さすがの一番時計 重い馬場も何の!スピード満点4F50秒7
「高松宮記念・G1」(25日、中京)
降り続く雨のなか、ネロが栗東坂路を力強く駆け上がる。“調教番長”らしく、相変わらずスピード感満点の脚さばきだ。重い馬場に他の馬が苦しむなか、22日にマークした全体時計は4F50秒7。今週の坂路一番時計をいとも簡単にたたき出した。
「前走(オーシャンS4着)後も順調に乗り込んでいます。雨が降って時計がかかる馬場状態になった方がいいタイプ。あとは自分の競馬ができるかどうかでしょう。好レースを期待しています」と日高助手の表情は明るい。状態に関しては万全とみていいだろう。
春の電撃戦は初参戦。昨年のスプリンターズSは16着に大敗したが、馬群の中でもまれて、身上のスピードを生かす競馬ができなかった。16、17年の京阪杯を連覇した快速馬。ハナさえ奪えば前残りのシーンも夢ではない。