【南関東競馬】プロミストリープが豪快に差し切り桜女王「力は段違いだった」

 「桜花賞・S1」(21日、浦和)

 まさに大物だ。JRAダート2戦2勝で転入初戦のプロミストリープが、とてつもないパフォーマンスを演じた。

 絶好の最内枠を引きながらスタートダッシュが一息だったが、道中は内ラチ沿いの6番手を追走。3、4コーナーで馬群の外に出すと、最後の直線がわずか200メートルしかない小回りの浦和で、豪快な差し切りを決めた。

 南関東きっての名手で初コンビの御神本訓は「JRAの時も1完歩目が良くなかったので、道中は脚をためることに専念して直線だけの競馬。結果はついてくると思っていた」と自信を持って騎乗。それでも「馬に助けられた面もあったね」と本音も口にした。

 見守った藤田輝師も「直線が短いので少し心配した」と振り返りながら「エンジンのかかりがすごい馬。広い大井は絶対合うと思うし、力は段違いだった」と愛馬を絶賛した。

 当面は牝馬2冠目の東京プリンセス賞(5月10日・大井)に照準を合わせる。さらに指揮官は「京浜盃や羽田盃で男馬がどれだけ強いか見て」と、東京ダービー(6月6日・大井)挑戦も視野に入れる構え。夢は広がるばかりだ。

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