【南関東競馬】ケイティブレイブが逃げ切りV JRA勢が上位独占

「ダイオライト記念・Jpn2」(14日、船橋)

 1番人気のケイティブレイブが逃げ切って快勝。管理する杉山晴紀調教師は重賞初勝利となった。2着に2番人気のアポロケンタッキー、3着には3番人気のマイネルバサラが入り、JRA勢が上位を独占した。

 今年初戦の川崎記念を制し、続くフェブラリーSでは一転して大敗したケイティブレイブだが、船橋の2400メートルで最後まで先頭を譲らず、そのまま押し切り、重賞7勝目を飾った。

 道中はマイネルバサラにぴったりマークされ、勝負どころから猛然と追い上げたアポロケンタッキーに外から重圧をかけられながらも、最後の直線ではもう一度ギアを上げて、後続を振り切った。福永は「前走がマイルだったのでムキにならないか心配もあったが、いい集中力をキープして走ってくれた」と相棒の労をねぎらった。

 16年10月に開業した杉山師は中央・地方を通じて重賞初勝利。2月いっぱいで定年した目野哲也元調教師から同馬のバトンを渡された。「この条件では力が抜けている馬で、充実期に預かってプレッシャーを感じていましたが、ジョッキーも馬もよく頑張ってくれました」とホッとした表情。鞍上も「調教師をはじめ、厩舎の皆さんがよくケアしてくれていた」と新しいスタッフをたたえていた。

 今後はひと息入れて連覇が懸かる帝王賞・Jpn1(6月27日・大井)を目標に調整していく。

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