【ボート】桐生、地元周年連覇へ全力投球だ

 「戸田プリムローズ・G1」(27日開幕、戸田)

 ボートレース戸田の開設61周年記念「G1・戸田プリムローズ」は27日から3月4日までの6日間、豪華メンバーによって争われる。狭く、インが弱い水面で、どんな波乱が飛び出すかにも注目が集まる。また来年3月は戸田でSG・クラシックが開催。優勝すれば、そのクラシックの出場権が獲得できるだけに、昨年の賞金王・桐生順平(31)=埼玉・100期・A1=をはじめ、地元勢は目の色を変えて臨むのは必至だ。

 昨年はボート界を引っ張った桐生。「選手生活の中で最高の一年だった」と振り返るように、3月のSGクラシックを制し、埼玉支部で初めてとなるグランプリ制覇も成し遂げた。獲得賞金は2億円を超え、賞金ランク1位。最優秀選手にも輝いた。

 頂点に立った現在でも、レースに対する気持ちに変わりはない。「仕事に対する全てにおいて、やれることをやるだけ。先のことは考えない、目の前の一走を必死にやるだけ」。試行錯誤を繰り返しながら、結果を出すことに集中している。

 “ファンを魅了できるレースをする”。桐生が最も意識しているモットーだ。「最後まで舟券を握りしめていられるようなレースをしたい。面白いレース、桐生がいるからボートレースを見に行こう、と言ってもらえるレーサーになりたい」。超一流のボートレーサーとしての自覚と言える。それが、自分自身の精度を上げることを認識している。

 もちろん、戸田G1周年に対する思いは強い。昨年は1月に戸田G1周年を制したことから進撃が始まっている。冬場のペラ調整には自信を持っている。トップの座を得た桐生が、地元周年連覇を全力投球で獲りに行く。

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