【フェブラリーS戦評】“激流”で先行馬総崩れ 末脚を信じたノンコノユメに凱歌

 「フェブラリーS・G1」(18日、東京)

 ニシケンモノノフが、最内枠からハナを主張。他にも行きたい馬が多く、全く緩みのないペースで流れた。過去10年の前半3F最速は昨年の34秒0だったが、今年はそれに次ぐ34秒1をマーク。結果的に“激流”を味方につけた差し追い込み勢が上位を独占した。

 決着タイムは昨年より0秒9遅い1分36秒0。同舞台で行われた9RヒヤシンスSの決着タイムも、昨年より0秒7遅かった。この1週間は降雨がなく、乾燥した状態で、1年前より1秒近く時計がかかる馬場だったと考えられる。

 その馬場状態も加味すると、先行勢には相当厳しい展開となった。ハイペースに巻き込まれた3番手追走の2番人気テイエムジンソクが12着。堅実派の同馬の大敗がそれを物語る。

 勝ったノンコノユメは最後方を追走。末脚を信じ、焦らずに構えた戦法が完璧にハマった。残り1F手前で堂々抜け出したゴールドドリームは、目標とされた分の2着。史上2頭目の連覇こそならなかったが、昨年の最優秀ダート馬の実力は示したと言える。

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