「フェブラリーＳ・Ｇ１」（１８日、東京）

　８歳でも衰えなしだ。アウォーディーは１５日、栗東ＣＷへ。一杯に追われ、６Ｆ８０秒８－３８秒５－１２秒０をマークした。時計は全体、上がりともに優秀。ダイナミックな走りで好調ぶりを伝えた。動きを見守った松永幹師は「間隔も詰まっているので単走だけど、時計も速いし、いい動きだった」と力強くうなずいた。

　１５年秋に芝からダートに転向し、１６年ＪＢＣクラシックまで破竹の６連勝。ダート界の主役へと躍り出た。ただ、同年チャンピオンズＣ２着以降は掲示板こそ外していないものの、長らく勝っていない。３着に敗れた前走の川崎記念は「最後まで集中していたし、いいレースができた」と評価し、「同じ馬たちに、勝ったり負けたりなので」と逆転Ｖを意識する。マイルは芝、ダートを合わせて初めて。「スタートの遅い馬じゃないのでついて行けないことはない。芝スタートはいいし、この距離なら気を抜く暇もない」。ベテラン馬がひと泡吹かせるか。