【小倉大賞典】加藤敬師&ヒットザターゲット「支えてもらった」人馬で有終の美飾る

 「小倉大賞典・G3」(18日、小倉)

 2月いっぱいで定年を迎える加藤敬師が、小倉大賞典にヒットザターゲットを出走させる。同馬は13年のこのレースの覇者。ほかにも京都大賞典(13年)、目黒記念(15年)も勝っている10歳の古豪にとって今回が引退レース。自らが更新中のJRA重賞連続出走記録も“40”で終止符を打つ。

 最後の追い切りは15日、栗東坂路で行われた。時計は4F53秒1-38秒1-12秒6。特に目立つタイムではないが、最後までしっかりした脚どりで駆け上がった。馬体の張りも素晴らしく、とても10歳馬とは思えない。

 師が「前走の日経新春杯(6着)後も順調に調教を積んでいた」と話す通り、1月下旬からこのレースを目標に坂路で入念に乗り込まれていた。「ここ数戦を見ると、内枠に入るとか時計がかかるとか、いろいろ条件の向くことが必要になってくるなあ」と厳しい現状を語る。

 JRA通算480勝で、94年の安田記念、マイルCSを勝ったノースフライトを筆頭に、98年のオークス馬エリモエクセルなど数多くの名馬を育て上げたトレーナーは「多くの人たちに支えてもらった」と何度も感謝の言葉を口にする。人馬ともに最後の力を振り絞って有終の美を飾るか。

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