【ボート】原田初タイ獲る「今年は貪欲に結果にこだわっていきたい」

 「中国地区選手権・G1」(16日開幕、児島)

 岡山・広島・山口3支部の強豪が激突する「G1・第61回中国地区選手権競走」が16日、岡山県倉敷市の児島ボートで開幕する。各支部とも昨年のグランプリ出場者が中心になる。岡山は茅原悠紀、広島は前本泰和、山口は白井英治と寺田祥がシリーズをリードしそうだ。寺田千恵、海野ゆかり、地区選優出経験のある佐々木裕美ら7人の女子レーサーにも期待が集まる。

 直前の徳山周年は優出2着。勢いに乗る原田篤志(38)=山口・86期・A1=が地区選で勝負に出る。「今年は地元徳山で64年ぶりにSG(グランドチャンピオン)が開催される。やっぱりそこに出たい気持ちは強い。地区選を勝てば浜名湖のクラシックに出場できる。そうすればグラチャンへの道も開ける」と昨年のクラシック(児島)以来のSG出場へ闘志をみなぎらせている。

 15年はダービー(浜名湖)でSG初優出3着。16年は年間V5と足跡を残したが、17年は5月下関、12月尼崎の一般戦優勝2回だけ。「昨年はエンジン出しにも苦戦することが多かった。消化不良というか、いい結果を出せなかった」と大舞台から遠のいた。「SGで活躍している上位の人は、勝負どころでしっかりと結果を出してくる。そこが今の僕に足りない。今年は貪欲に結果にこだわっていきたい。もっとシビアに立ち回り“ブラックな原田篤志”を出していかないとね。僕の性格ではそれが一番難しいけど(苦笑)」と厳しい勝負師としての意識改革に目覚めた。

 少数精鋭の山口支部は昨年、白井と寺田祥がそろってグランプリ2ndに出場。「白井さんと寺田さんの壁は高いが、そこを乗り越えて行きたい。僕も今年39歳。プロである以上、結果を出さないといけない。そろそろタイトルが欲しい。その気持ちも含めて地区選は勝負する」と強い決意をにじませた。

 昨年12月の児島から前走徳山周年まで、近況7節で6優出V1。「児島で優出してからリズムは悪くない。最近は引いたエンジンから感じたことを調整に反映させている。児島はコースも広いし、苦手なイメージはない。いいエンジンを引けば戦える自信はある」とキッパリ。G1は4優出で2着が3回。今度こそ頂点を極める。

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