【ボート】徳島のエース田村隆信、地区選連覇へ闘志

 「四国地区選手権・G1」(9日開幕、まるがめ)

 香川県丸亀市のまるがめボートで「G1・第61回四国地区選手権競走]が9日に開幕する。地元の香川支部からは森高一真、重成一人、中岡正彦、片岡雅裕らが出場。徳島支部からは田村隆信、市橋卓士、興津藍らが乗り込んでくる。近江翔吾、山田祐也、中村桃佳といった若手の台頭が目覚ましいが、三嶌誠司、烏野賢太、山川美由紀といったベテランも黙ってはいない。四国チャンプを巡る激しいバトルに注目だ。

 徳島のエースと言えば85期銀河系軍団をけん引してきた田村。昨年2月以降は16年のSGグランプリシリーズ準優Fの罰則で、一般戦回りを余儀なくされた。

 だが、7月からSG、G1戦線に復帰を果たすと、8月のSG・メモリアル(若松)で優出4着。約3カ月間で賞金を荒稼ぎすると、選考28位で11月のSG・チャレンジカップ(下関)に出場するなど力のあるところを見せつけた。「約3カ月間の賞金でチャレンジカップに出られたのは今後の自信になる。やっぱり日頃の積み重ねですね」と目を輝かせる。その後の12月尼崎、鳴門のG1でも連続優出。「むちゃくちゃいいエンジンではなかったが、形にはまれば大丈夫ですね」と胸を張る。

 ただ1月のG2・誕生祭(大村)は無念の途中帰郷。「今年こそは休まず走るつもりだったけど…。悪いエンジンを立て直すことができなかった。課題ができました」と今後の奮起を誓う。

 今回の舞台はまるがめ。03年2月には新鋭王座、10年4月には周年記念、13年11月にはダイヤモンドカップでG1優勝。通算でも6回優勝している。「相性はいいと思うけど、最近は呼ばれてない(16年6月周年記念以来の参戦)ですからね。対策とかは立てずに、行ってからその場の雰囲気で調整は決めたい」とインスピレーション重視で勝負する。

 今回の目標はもちろん大会連覇。「勝てば出場権を持っていないクラシック(3月16~21日・浜名湖)の権利が獲れる。ただ考え過ぎてもいいことはないので、気負わずに行きたい。今年の目標はグランプリに乗ること。そのためにも精いっぱい頑張ります」と奮闘を約束した。

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