【ボート】中村桃佳 A1復帰が一番の目標「今年は昨年以上を狙いたい」

 「四国地区選手権・G1」(9日開幕、まるがめ)

 香川県丸亀市のまるがめボートで「G1・第61回四国地区選手権競走]が9日に開幕する。地元の香川支部からは森高一真、重成一人、中岡正彦、片岡雅裕らが出場。徳島支部からは田村隆信、市橋卓士、興津藍らが乗り込んでくる。近江翔吾、山田祐也、中村桃佳といった若手の台頭が目覚ましいが、三嶌誠司、烏野賢太、山川美由紀といったベテランも黙ってはいない。四国チャンプを巡る激しいバトルに注目だ。

 中村桃から今年も目が離せない。鳴門で行われた昨年の四国地区選手権でG1初出場。1着こそなかったものの、予選6走で2着1回、3着4回と奮闘して予選を突破。そして準優では6コースからシャープなターンで3着に食い込んだ。「G1とかで強い選手と戦えるのは楽しい。ただ、相手が誰でも関係ない。私は1着を獲りに行くだけ。今年は昨年以上を狙いたい」と目を輝かせた。

 昨年は大ブレークの1年だった。6月桐生、10月三国、12月児島と3回優勝を飾っている。「昨年は少し出来過ぎ。自分のイメージよりも成績が残せた感じ。同期の羽野(直也)選手がG1を勝ったのは大きな刺激になった」と振り返る。レースぶりに安定感が増したのは明確。荒削りな面が影を潜め、冷静にさばけるようになってきたのが成長の証しだ。

 5月オールスター(福岡)でSG初出場、8月レディースチャンピオン(芦屋)でG1初1着の水神祭と、経験を積んできたのは大きな武器になる。「今年はA1復帰が一番の目標。最近は注目されることも多くなってきたので、裏切らないように頑張りたい」と力を込めた。99年の山川美由紀に次いで2人目となる女子レーサーの四国地区選Vへ猛然と突き進む。

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