【ボート】中田、地力アップ 昨年末GP初出場の有望株

 「関東地区選手権・G1」(8日開幕、江戸川)

 群馬、埼玉、東京の関東3支部のトップレーサーが江戸川ボートに集結。「G1・第63回関東地区選手権競走」が8日に開幕し、関東ナンバーワンの座をかけた戦いが繰り広げられる。ドリーム戦は初日「ドリームレーサー」、2日目「ゴールデンレーサー」の2本立て。1号艇には地元の浜野谷憲吾、石渡鉄兵が登場。昨年MVPの桐生順平も虎視たんたん。次代を担う3支部の若手レーサーの中田竜太、椎名豊、荒井翔伍らの活躍にも期待がかかる。

 大舞台での悔しさを江戸川にぶつける。埼玉支部の中田は昨年末のグランプリに初出場を果たしたが、トライアル1st(5)(6)着で敗退。「出場してみて地力が足りないと感じた。もちろん今年も連続で出場したいという気持ちはあるけど、自分にはまだ早いと感じた」と振り返った。今は実力を付けるとき。「見えを張らずに、またイチからやり直しです」と謙虚な姿勢をみせる。

 今年2節目の福岡バトルトーナメントで優勝。幸先のいいスタートを切った。「ペラが分かっていない期間が長くて、ずっと抜け出せていなかった。ようやく明るい兆しが見えてきたかなというところ」とリズムも上がりつつある。

 2節前のG1・平和島周年では予選落ちとなったが、敗者戦を走る最後の2日間を「思い切ってペラの形をいろいろ考えてみる」と有効活用。一走一走を無駄にしないよう取り組んでいる。

 江戸川は昨年6月のG1・江戸川大賞以来の出場。「ここという場面でダメなんだけど、成績もいいし好きな水面と言うことにしています」と、フライングや転覆の経験もあるが、コース相性はポジティブに捉えている。昨年は4月まるがめの京極賞でG1初優勝。9月にもG1・ヤングダービー(蒲郡)を制した。地区選で3回目のG1優勝を決めて、さらに成長した姿をアピールする。

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