【AJCC】ミッキースワロー 鋭伸 歴代最多6勝“AJCC男”横山典が導く

 「AJCC・G2」(21日、中山)

 昨年のセントライト記念覇者ミッキースワローが17日、美浦Wで軽快な動きを披露した。目立つ時計ではなかったものの、仕上がりの良さをアピール。年長馬を蹴散らし、重賞2勝目を飾るか。

 切れのある動きを見せた。ミッキースワローは美浦Wで単走し、5F68秒6-53秒0-39秒0-12秒7をマーク。決して派手なパフォーマンスではなかったものの、終始、走りに余裕があり、直線では鋭い伸び脚を発揮して状態の良さをアピールした。

 騎乗した菊沢師は「躍動感があり、いい動きだった」と好感触を伝える。前走の菊花賞(6着)は、前哨戦のダメージをケアしながらの仕上げ。とかく苦労を強いられたが、今回は休み明けとはいえ、調整過程は上だ。「(休養したことで)精神面はいいし、後肢のバランスも取れてきている」と成長ぶりを強調。力を出せる状態にある。

 スポットライトを浴びた昨秋のセントライト記念。中山では破格の上がり3F33秒4を記録し、ライバルをあっさり抜き去った。今回は当時と同じ中山芝2200メートル戦。「あのレース内容からここへ使うことになった」と指揮官は参戦理由を語る。舞台適性は申し分ない。

 師の義兄・横山典は、当レースを91年メジロモントレー、97年ローゼンカバリー、05年クラフトワーク、07年マツリダゴッホ、09&10年ネヴァブションで制覇。歴代最多の6勝をマークしている。また、菊沢厩舎のJRA127勝のうち、40勝を記録と厩舎との相性も抜群だ。心強い相棒と挑む一戦で、Vへ向けて視界は良好。18年の躍進を期待される明け4歳の素質馬が、年長馬を相手に存在感を示す。

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