【AJCC】ゴールドアクター 態勢整った 得意の中山で復活だ

 「AJCC・G2」(21日、中山)

 ようやく出走態勢が整った。ゴールドアクターは17日、吉田隼(レースでは武豊)が騎乗して美浦Wでリヴェルディ(4歳1000万下)を約5馬身後方から追い掛ける形でスタート。徐々に間隔を詰めて直線に入り残り1Fから馬体を並べ、そのまま併入でフィニッシュした。タイムは6F79秒9-39秒5-13秒4。見届けた中川師は「年齢が年齢だしズブさが出てきて、若い頃のようには動かなくなった。それでもケイコはしっかりやれているし、コンディションはいい」と及第点。11日の1週前追い切りでは同じパートナーを相手に突き放されていただけに、ここにきて調子が上がってきたようだ。

 3歳秋から4歳夏にかけて約8カ月の休養があったが、今回はそれに次ぐ約7カ月のブランク。休み明けを苦にしないタイプとはいえ、7歳となり以前のように鉄砲駆けができるのかがポイント。「競馬に行けば変わる馬なので」とトレーナーは実戦での勝負強さに期待をかける。

 このレースのあとは大阪杯(4月1日、阪神)から宝塚記念(6月24日、同)とG1連戦の予定。15年有馬記念をはじめ、16年日経賞、オールカマーと重賞3勝の中山と舞台設定は申し分ない。武豊との初タッグで復活のきっかけをつかみたいところだ。

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