【日経新春杯】ミッキーロケット 連覇デモ 中間にアクシデントも不安一掃

 「日経新春杯・G2」(14日、京都)

 昨年覇者が万全の態勢をアピールした。中間、傷腫れのアクシデントがあったミッキーロケットだが、栗東坂路での最終デモでは不安を一掃する走りを披露。さらなる大舞台を見据え、連覇ではずみをつけたいところだ。

 不安を一掃する最終デモだった。昨年覇者ミッキーロケットが10日、栗東坂路で4F51秒2-36秒9-12秒7をマーク。2F目から一気にギアを上げた分、ラストは攻め駆けするインディチャンプ(3歳500万下)にやや遅れたものの、陣営にとっては想定の範囲内だ。「見た目は劣っていたけど、悪くないよ」と、またがった和田は手応えを振り返る。

 中間に左前肢の傷腫れが判明。出否自体を危ぶむ声もあったが、鞍上は「特別変わった感じはなかった」と涼しい顔。音無師に至っては「そんなもん、これだけやれたら全く問題ないよ」と軽く笑い飛ばした。「腫れたあと、2日間用心して休ませて、次の日からもう乗っているからね。うまいこと帳尻が合った」。状態については万全とみて間違いなさそうだ。

 前走の中日新聞杯はトップハンデタイの57・5キロを背負って2着。3角過ぎから追うも届かなかったが、スローペースに泣かされた面もあっただろう。今回も据え置きの57・5キロとはいえ、ベストの舞台でうっぷんを晴らしたいところ。「“導火線”が長い馬で、前走も坂を上ってから伸びてきた。外回りのコースはちょうどいい」と和田は解説。ロケットエンジンのかかりは遅くとも、着火すれば爆発的な末脚を見せられる。

 昨年、内回りの大阪杯が脚質的に合わず7着に終わったことを踏まえ、指揮官は天皇賞・春(4月29日・京都)を目指すプランを明かした。「今回の内容次第だけど。直線は長い方がいいからね」。連覇を手土産に、さらなる大舞台へと駒を進めるか。

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