【南関東競馬】ヤマノファイトが4馬身差の圧勝

ニューイヤーカップを制しガッツポーズの本橋孝太騎手とヤマノファイト(撮影・金田祐二)
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 「デイリー杯ニューイヤーカップ・S3」(10日、浦和)

 ホッカイドウ競馬から転入初戦で3番人気のヤマノファイトが、3角先頭に立つと直線でも後続を突き放して4馬身差の圧勝。2着には4番人気のクロスケ、3着は5番人気のトーセンブルが入り、断然の1番人気に支持されたハセノパイロは6着に終わった。

 ホッカイドウ競馬の2歳重賞2勝の実力は本物だった。昨秋にタイガースカラーで知られる船橋の矢野義きゅう舎に転入し、黄色と黒の縦じまの覆面を着用して南関東初戦を迎えた。スタートはやや出遅れ気味ながらも、内枠を利して好位を進むと、向正面から仕掛けて押し切る横綱相撲だった。

 「追い切りに乗って素質を感じていたので自信はあった。相手は後ろの馬だと思っていて、追い上げてきた馬が見えたので仕掛けた」と殊勲の本橋孝は振り返った。「普段、この馬の調教で丁寧に乗ってくれている小杉(亮)に感謝したい」と弟弟子へのコメントを口にした際には感極まって涙した。

 矢野義師は「覚えのいい馬で、初めての左回りもうまく走った。2週間くらい前からピリッとしてきたし、まだ強くなる」と高評価。春の南関クラシックへ、まずは京浜盃(3月28日・大井)を目標に調整を重ねていく。

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