香港マイルはサトノアラジンにも好機十分 4レースで最も実力伯仲

 「魁!海外馬券塾」(6日)

 近年の香港スプリントで、馬券圏内に入った外国馬は12、13年Vのロードカナロア(日本)、14年3着ストレイトガール(日本)、13年2着ソールパワー(愛国)と各地元の短距離戦線で抜けた実績を持っていた馬ばかり。今年の外国勢にそのレベルの馬はおらず、例年通り香港勢が強そうだ。

 最近の2連勝を含め、今年既に重賞3勝のミスタースタニングが一歩リードか。余裕を持って追いだして、後続に差をつけた前走が極めて強い内容。ラッキーバブルズはそのレースで9着に沈んだが前が詰まる不利を受けてのもので度外視できる。昨年の香港スプリント2着がこの馬の実力だ。実績ではこれらを上回る快速馬ペニアフォビアも有力候補の一角となる。

 四つの国際競走で、最も実力伯仲のカードが香港マイル。前哨戦を制したシーズンズブルームは初の国際舞台で力が通用するか。昨年の覇者ビューティーオンリーは近走にかつての勢いが感じられず、ヘレンパラゴンはムラ駆けの傾向がある。ランカスターボンバーとローリーポーリーのアイルランド勢や、日本のサトノアラジンにも好機十分のメンバー構成で、人気薄の香港勢も上位を賑わす可能性がある大混戦だ。(海外競馬コーディネーター・田中敬太)

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