【ボート】GP&QCカウントダウンコラム5
「グランプリ・SG」(19日開幕、住之江)
◆男子11位・魚谷智之
魚谷がアクシデントを克服し、2年連続で年末の大一番に姿を見せる。6月の鳴門グラチャンで左手首を負傷。約1カ月の欠場を余儀なくされた。だが、7月のG1びわこ周年から復帰、10月の津周年では8年ぶりにG1を制覇した。
さらにSG平和島ダービー、G1蒲郡周年でも準Vと賞金を着実に加算して出場を決めた。「しっかりエンジンの性能を引き出して、いいパフォーマンスを出すことができればチャンスはある」ときっぱり。07年9月の蒲郡メモリアル以来となる久しぶりのSG奪取へ、頂点に立つことしか考えていない。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(28日開幕、大村)
◆女子11位・樋口由加里
レディースチャレンジカップ(下関)の最終日5R。樋口がクイーンズクライマックスに出場を決める条件は、師匠でもある田口節子に先着すること。結果は樋口が4着で、5着の田口に先着し出場権を獲得。レース後は「複雑ですね」と表情は硬かったが、師匠との出場が決まり「一緒に出たいと思っていたので良かったです」といつもの笑顔を取り戻した。
2年連続の大舞台へ「去年の平和島では調整に苦労し、存在感すら見せられなかった。今年は成長した姿を見せたい」と抱負を語る。昨年以上の結果を目指して全力で駆け抜ける。