【競輪】田中晴基が別府記念を制覇 4日制G3では初優勝
「別府八湯ゆけむりカップ・G3」(5日、別府)
最終日の12Rで決勝戦が争われ、田中晴基(31)=千葉・90期・S2=が、最終バック4番手からまくり、4日制G3初優勝を飾った。残り1周で田中の後位となった大塚健一郎が2着。3着は田中マークながら大塚追走となった中村浩士。3連単は16万円台で波乱の幕切れとなった。
決勝進出を決めたときから「一番運がいいのは僕」と自認していた田中。「準決に乗れてうれしくて、決勝に乗れて幸せだなと思って、優勝して訳が分かんない」と優勝者インタビューではファンを笑わせた。
運だけで優勝できるはずはない。今開催も1走ごとにセッティングを試行錯誤。「今年はいろいろと試して、来年に記念を取ろうとがんばっていた」。地道な努力を惜しまないことが、本人が思っていたよりも少し早めに実を結んだ。