JC参戦外国馬一番の狙い目はイキートス
「魁!海外馬券塾」(22日)
ジャパンCの外国馬は4頭。ギニョールが今年、イキートスが昨年勝っているバーデン大賞・独G1とブームタイムが制したコーフィールドC・豪G1はいずれも当地の芝2400メートル路線の最重要レースだ。アイダホは今年の“キングジョージ”・英G1の3着馬。最近は香港やドバイでも有力馬の招致に苦労しているなか、各国のトップクラスが来日を選んでくれたことを喜びたい。
イキートスは昨年のジャパンカップで3着争いに加わる好走で、外国馬最先着となる7着。414キロ(昨年出走時)の細い馬体を躍らせて上位に迫ったのが印象に残っている。近走成績も安定しており昨年以上の着順が期待でき、外国勢では一番の狙いだ。
イキートスと今年4回一緒に走って3回先着しているギニョールも無視できないが、こちらは逃げ馬。先手がかなっても、直後からキタサンブラックにつつかれる立場では苦しいだろう。この馬の抵抗に手を焼くようだとブラックも楽にはならず、展開の鍵を握る存在になる。
ブームタイムは52キロの軽ハンデでコーフィールドCを勝ったが、日本の一流馬たちを相手に57キロではさすがに厳しそう。アイダホは過去3回の北米遠征時の成績が振るわず、見送りが賢明か。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)