【JC】ソウルスターリング“再輝”だ オークス完勝した思い出の舞台で復権目指す

 「ジャパンC・G1」(26日、東京)

 失われた輝きを思い出の舞台で取り戻せるか。秋シーズンは思うような結果が出ていない今年のオークス馬ソウルスターリング。ただ陣営は叩き3戦目、得意条件での反撃に意欲的だ。12年ジェンティルドンナ以来の3歳牝馬Vを目指し、虎視たんたんと一発を狙っている。

 21日朝の美浦トレセン。取材陣に囲まれた藤沢和師は、普段より高めのトーンでこう言い放った。「ソウルスターリングもいいぞ。ああ、体調が明らかにアップしているな。明らかにいい」。ダービー馬レイデオロとの2頭出し。3歳牝馬も忘れるなと言わんばかりの表情だ。

 毎日王冠8着、天皇賞・秋6着。評価は急落しつつあるが、まだ見限れない輝きをこの馬は秘めている。オークスは2分24秒1の好タイムで完勝。近2戦がポテンシャルを発揮しての敗戦とは思えない。秋初戦は休み明け、2戦目は苦手な道悪の競馬。「“こんなわけねーだろ”というのを見せてもらいたい」と言葉にも自然と力がこもる。

 何よりトレーナーが強調するのは出来の良さだ。今秋は3戦目となるが、疲れどころか馬体の張りは抜群。「前走の反動もなく、体重が増えている。たくましくなってきた。競馬を使いながら良くなったんだ」とうなずいた。牡馬顔負けの迫力あるシルエットに、大仕事の予感が漂う。

 前走まで全レースの背中にいたルメールは今回、レイデオロに騎乗。ソウルにはこんなエールを送っている。「ジャパンCはチャンスがあります。2400メートルは絶対にイケる。この秋は1800メートルが短く感じたから。フランケルの子はスタミナがある」。新パートナーがC・デムーロなら不足なし。樫を制した思い出の地で反撃に出る。

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