「東スポ杯２歳Ｓ・Ｇ３」（１８日、東京）

　単勝１・４倍。ワグネリアンが危なげのない内容で完勝。１番人気に応え、デビューから無傷の３連勝で初のタイトルを獲得した。

　内枠からコスモイグナーツが速いペースで逃げたが、道中は後方でジッと待機。直線で外へ持ちだすと、気合一つで先行勢をまとめてかわし去り、１分４６秒６のタイムで悠々とＶ。福永祐一騎手は「思っていた以上に（ペースが）流れてくれたし、いつでも（前を）かわせる手応えもあったので慌てることはなかった。３回ともしっかりと末脚を使ってくれたし、楽しみな馬ですね」と称賛。

　それでも今後に向けては「だいぶテンションが上がってきているので、これから距離を延ばしていくにあたっては、そのあたりが課題になってきますね」と、来春のクラシックを見据えて注文を付けた。

　３馬身差の２着には、国内外のＧ１・６勝馬モーリスの全弟として注目された２番人気のルーカス。３着には３番人気のシャルルマーニュが入り、順当な結果に終わった。