【ボート】大嶋一也が引退 ラストランはインを奪えず2着

 「ダイヤモンドカップ・G1」(9日、蒲郡)

 ボートレース界屈指のイン屋として活躍した大嶋一也(59)=愛知・49期・A1=が、最終日9Rをラストランに引退した。

 最後のレースでも、6号艇から果敢に進入で勝負したが、インを奪えずに2コースを選択。1Mでは、こん身の差しでインの吉田俊彦(兵庫)に迫ったが、わずかに届かず2着が精いっぱいだった。「大声援だったし、日本一のファンに応援してもらった。本当は勝ちたかったけどね…。まあ、一生懸命にやった結果が2着なら、納得してくれるかな」と最後までファンを気遣った。

 レース後は、一番弟子の仲口博崇が師匠の大嶋に花束をプレゼント。そして、数多くの弟子たちから最後に水神祭で祝福されて、大嶋はボートレーサー人生を締めくくった。「いつもは水神祭を断るけど、博崇に言われたらね。やって良かった。もう悔いはないです」とすがすがしい表情を見せた。

 仲口は「本当は今節を一緒に居たかった。最後のレースはジーンと来ましたね。大嶋さんの弟子になって良かったと思います。違う人だったら、自分はこんな選手になってなかった。背中を追った結果が、SGも獲れましたから」と師匠への感謝を繰り返した。

 大嶋は1981年11月にとこなめボートでデビュー。36年間のボートレーサー人生で、99年にはSGグランドチャンピオンで優勝し、G1優勝は13回、通算優勝は94回を数えた。通算7647走で、1着2532回、2着1438回、3着1082回。生涯獲得賞金額は15億5001万2777円に達した。

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