藤岡健一調教師 JRA通算400勝にリーチ 飛躍の秋へ

 16年間で積み重ねた数字は399勝。JRA通算400勝にリーチをかけるのが藤岡健一調教師(56)=栗東=だ。「500なら、と思うけど、400だから。あくまでも区切り。いろんな目標があるけど、なかなか達成できないから目標なわけで。一つずつやね」と師はうなずく。

 今週は5頭がスタンバイ。その初陣を切るのが土曜京都5Rの新馬ロンロネオ。「スタートが速いし、前向き。千二はもってこい」とスピードを評価し、「長男(藤岡佑)が決めてくれると思う」と笑った。また、休養明けながら「仕上がっている。勝った前走が強かった」と、連勝を狙う土曜東京7Rシャドウブリランテ、「ダートの方がいい」と巻き返しを図る土曜新潟9Rモズキングタイドなど、V候補がそろう。

 G1馬ビッグアーサーはターフを去ったが、新たなヒーロー候補が控えている。京都大賞典で13着に敗れたサウンズオブアースは、昨年2着のジャパンCで反撃を誓う。そして2戦無敗の2歳馬サンリヴァルは、ホープフルSでのG1奪取に虎視たんたん。この秋、藤岡厩舎から目が離せない。(デイリースポーツ・井上達也)

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