【ボート】羽野直也が大村でG1初V 平成生まれ初の記念ウイナー誕生
「海の王者決定戦・G1」(7日、大村)
優勝戦が12Rで行われ、羽野直也(22)=福岡・114期・A1=が、2コース差しを決めて快勝。平成生まれの選手で初となるG1タイトルを手にした。2、3着には地元の原田幸哉、山口裕二(ともに長崎)が入った。
羽野が大仕事をやってのけた。2号艇で挑んだ優勝戦はコンマ06のトップS。スリット後はまくりに出たがイン原田に抵抗されると、素早く差しへチェンジ。2Mを先マイして原田を競り落とした。「切り替えて差しに行った時の足が良かった。優勝できて本当にうれしい」と、平成生まれの選手で初のG1制覇に満面の笑みを浮かべた。
22歳6カ月でのG1優勝は、SG優勝9回を誇る瓜生正義(福岡)の22歳4カ月に迫るスピード記録。“瓜生2世”の愛称と呼ばれる実力は本物だ。この優勝でSG・クラシック(18年3月16日~21日・浜名湖)の出場権もゲット。「まだまだ自分は未熟。SGでも通用する力を付けたい。そのためには今後も努力したい」と優勝にもおごることなく、さらなるレベルアップを誓った。