【神戸新聞杯】キセキ 3連勝へ脚さばき軽快 角居師「大きいコースはいい」

 「神戸新聞杯・G2」(24日、阪神)

 3連勝で重賞初Vだ。キセキは23日、栗東坂路で最終調整。軽快な脚さばきで駆け上がり、4F61秒8-14秒1を刻んだ。角居師は「特に変わりはないです。春先は弱いところがありましたが、能力自体は高かった。ここにきて実になっています」と手応え十分。「大きいコースはいい。あとは距離ですね」と初の2400メートル克服を願っていた。

 午前4時過ぎに美浦を出発したダービー馬レイデオロは、午後2時前に阪神に到着。初の長距離輸送にも動じることなくすんなり馬房へと収まった。「何カ所か渋滞はあったけど、おとなしくてじっと立っていた」と本間助手は堂々たる姿に目を細める。「まだ完全には仕上げていないし、競馬モードに入っていないので、変に落ち着き過ぎていなければ」と当日の気合乗りをポイントに挙げていた。

 心身ともに態勢は整った。サトノアーサーは栗東坂路へ。弾むように駆け上がり、4F65秒8で決戦前日の調整を終えた。兼武助手は「雰囲気は良さそう。落ち着いていますね。ボリュームアップして、10キロくらい体は増えているかも」と感触は上々。決定した2枠2番に「内でじっとして、力をためつつ運べれば」と好戦を描いた。

 ダンビュライトも坂路で4F64秒7。濱田助手は「サッとリズムよく走らせた。成長して春よりも動けるようになった」と力強い。3枠3番に決まり「もともと立ち回りは上手だし、枠はどこでも良かった。権利を獲りたい」と期待を込める。

 ベストアプローチはCWを周回。藤原英師は「追い切り後も問題ない。体は成長しているし、内めの偶数(3枠4番)はいい」とうなずく。マイスタイルは坂路で4F72秒4。藤野助手は「順調に来ている。体も動きも良化している」と成長を実感。カデナは角馬場へ。白倉助手は「以前はハミにもたれて走っていたけど、だいぶ後ろがしっかりとしてきた。思った通りに成長している」と手応えは十分だった。

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