日曜阪神“この馬は消さないで”
【阪神11R・サトノアーサー】タイム的に見どころがまったくないダービーは位置取りの差。自在に立ち回れない弱みはあるが、今回は皐月賞で高速決着を誘発したアダムバローズの参戦で、超スローの流れにはなるまい。毎日杯ではキセキを上回る豪脚で皐月賞馬を追い詰めており、切れ味ならナンバー1。血統的に距離の不安はつきまとうが、胴が長い体形はクラシックディスタンス向きに思えてならない。ひと夏越してさらに厚みが増した馬体は、ほれぼれするほど。取引価格2億円を超える良血馬が、実りの秋でいよいよ本格化するとみた。