不服申し立て棄却の中谷「下された処分については真摯(しんし)に受け止めたい」

 騎乗停止処分に対して中谷雄太騎手(38)=栗東・フリー=が不服申し立てを行った件について、JRAが21日に裁定委員会が開催。申し立ては棄却され、処分が確定した。

 同騎手は18日の阪神11Rでペガサスボス(3着)に騎乗し、他馬の進路を妨害したとして23日から10月1日まで開催日4日間の騎乗停止処分を受けたが、処分を過怠金に変更することを求めていた。裁定委員会では中谷騎手、当該裁決に関わる裁決委員からの意見陳述並びに、パトロールビデオの検証が行われた結果、「走行妨害であることは明らかであることから、開催日4日間の騎乗停止が相当である」と結論づけられた。

 中谷騎手「不服申し立てをしたことに対しては後悔していません。裁定委員会の方々に自分の意見を聞いてもらえたことはありがたかったですし、下された処分については真摯(しんし)に受け止めないといけないと思っています。ただ、今回、裁定委員会を開いていただきましたが、ジャッジを下されるまでの不透明さに関しては憤りを感じましたし、裁定委員会の制度自体を考える時期に来ているのではないかとも思いました。今後、同じように不服申し立てをする人が出てくることがあるかもしれませんが、こうしてやっていくことが大事だと思いますし、警鐘は鳴らし続けていかないといけないと感じています。今回のことを、今後の騎手人生にプラスにできるように精進していきたいと思います」

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