【神戸新聞杯】マイスタイル 余裕の3馬身半先着 駆けつけた横山典も納得

 「神戸新聞杯・G2」(24日、阪神)

 3日間開催明けの変則日程により、水曜は全休日明け。大半が木曜追いを選択したなか、3頭が追い切った。マイスタイルは20日、美浦から駆け付けた横山典を背に栗東CWで併せ馬。力強く先着して好仕上がりをアピールした。ベストアプローチもCWの併せ馬で先着。春から成長した姿に期待が高まる。

 トライアル戦で存在感を示すベテランも納得の動きだった。マイスタイルは美浦から駆けつけた横山典を背に、栗東CWで併せ馬。ヒルノデンハーグ(5歳1000万下)を1馬身追走すると、仕掛けられた直線は一気にギアチェンジ。6F83秒7-38秒7-11秒7をマークし、余裕の手応えで3馬身半先着した。「パワーアップしている。順調にきている」と鞍上は手応えを伝えた。

 動きを見守った昆師も満足げ。「上がり重点。まだ究極には仕上げられないからね。ノリちゃんには、春と比べてもらおうと乗ってもらった」。目標は先にあるとはいえ、始動戦としては納得の仕上げがかなった。「春よりもしっかりとして芯が入っている。まだ良くなる余地がある。ハーツクライ産駒の良さがこれから出てくれたら」と奥手の血統背景にも期待を寄せる。

 未完成の状態で挑んだダービーはハナを奪って4着。14番人気の低評価を覆して奮起した。「スローで有利な形だったけど、もう少しだった。(1番人気の)アドミラブルとこれぐらいの差にくるなんて誰が思った?それが“競馬の妙”だよ」。3着馬との首差を手を広げて表現した横山典は、「春はまだガキだったから。短期間に随分と良くなったし、レースでどんなことができるか」と相棒の成長ぶりを頼もしげにした。

 東西でトライアルが行われた先週。49歳のベテランは、秋華賞トライアルのローズSでカワキタエンカを2着に粘らせ、セントライト記念では皐月賞馬を差し切り、ミッキースワローをVに導いた。今度はダービー馬相手に大物食いを演じる。

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