【北九州記念】キングハート大遠征心配いらない 函館から小倉の“異色ローテ”

 「北九州記念・G3」(20日、小倉)

 異色のローテに、この夏にかける陣営の本気度が伝わってくる。北九州記念が6Fに設定距離が短縮され、サマースプリントシリーズに組み込まれたのが2006年。しかし、以降11回で、函館スプリントSの次走としてここを選んだのは6頭しかいない。うち5頭は栗東から小倉の直前輸送が普通に選択肢に入る関西馬で、関東馬は11年4着のテイエムオオタカだけだ。

 関東馬のキングハートが北海道滞在ではなく、あえて小倉までの遠征を選んだのは、この馬のコース実績を重く見たからだ。星野師が言う。「小倉ならこれまで何度も行っていて実績もある。頭のいい馬でオンオフがはっきりしてるんだ。だから輸送も心配いらない」。小倉は1・2・0・0で、うち2回は美浦で追ってからの直前輸送だった。

 2月に1600万下を勝ち上がり、そのレースを含め4戦連続連対中。馬自身も本格化の時を迎えている。「3歳時はトモがパンとしなくて、使った後に歩様がおかしくなっていた。今ではもうそんなこともなくなったね。ここに全力投球して、結果を受けて(その後を)考えることにしているよ」と同師。今回の臨戦過程は1週前を美浦で追ってからの輸送。当週は小倉滞在で臨む。美浦帰厩を挟んで北海道から九州への大移動。シリーズ制覇にはまず、ここで勝ち星が欲しい。

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