【ボート】難水面は巧者を狙え!遠征勢なら黒井&杉山

 「びわこ大賞・G1」(25日開幕、びわこ)

 夏場は水位が低く比較的水面が安定してるとは言え、全国屈指の難水面に変わりない。やはり苦手意識が強い選手には鬼門となるだろう。そこで一般戦を中心にびわこで好成績を残している遠征勢に注目した。

 10年以降の優出回数で松井繁(47)=大阪・64期・A1=の9回に次ぐ6回をマークしているのが黒井達也(28)=埼玉・103期・A1。関東の選手にしてはびわこ出場回数も10回と多い。「自分でも相性の良さは感じています。ただ優勝戦1号艇で転覆したりで迷惑もかけているし優勝もないので…。結果を出したいと言う気持ちが強いレース場ですね」とびわこ初Vに燃えている。

 杉山裕也(31)=愛知・93期・A1=もびわこ巧者だ。びわこは9節走って5優出。直近は4連続優出。優勝戦では2着が続いていたが、4度目となった前節でやっとびわこ初Vを決めた。「うねりは好きじゃないが、びわこの相性はいいと思いますよ。常に行き足と出足は求めています。それがここではハマっているんでしょうね」と調整法はバッチリ。びわこは10年以降で予選突破率が100%。強豪相手も相性抜群の水面で台風の目となりそうだ。

 その他では山下和彦(48)=広島・70期・A1=が当地を10節走り5優出2Vと好相性。同じ広島支部の前本泰和(45)=広島・70期・A1=も5優出2Vと常に結果を残している。前本は現在、G1を含めて4連続優出中だ。

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