ルメール、初見参の函館から再進撃開始

 吹き抜ける涼しい風が心地いい。函館競馬場初見参のルメールは「いい天気だね。ちょうどいい。幸せ」と青空を見上げ、過ごしやすい気候を歓迎した。早速、28日朝は4頭の調教に騎乗し、小回りの函館を体感。「コーナーがキツくて忙しい。札幌に似ているね」と昨年18勝で開催リーディングを獲得した競馬場と重ね、攻略のイメージを膨らませた。

 火曜に函館入りし、柴山らと食事。「もうイカは食べました。タコ、カニも全部おいしかった。ウニは甘かったですね」と新鮮な海産物に舌鼓を打ち、パワーももらった。調教後は、交流G1・帝王賞(オールブラッシュ)に騎乗するため、大井競馬場へ。精力的に各地を飛び回る日々だ。

 巴賞に出走する2歳王者サトノアレスをはじめ、有力馬もスタンバイ。「いい馬で勝ちたい。2歳も楽しみ。函館が終わったら札幌だし、トライしたいね」と気合十分だ。G1・3連勝など充実の上半期を終え、「とても良かった。けど、もう終わったね。今は未来を見ています。頑張りたい」と気持ちを切り替える。新天地・函館から、再び進撃を開始する。(デーリースポーツ・大西修平)

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