【宝塚記念】キタサンブラックまさかの9着惨敗 サトノクラウンがJRA・G1初制覇

ミルコ・デムーロはサトノクラウンで宝塚記念を制しガッツポーズ=阪神競馬場(撮影・山口登)
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 「宝塚記念・G1」(25日、阪神)

 絶対王者がズルズルと後退。スタンドのどよめきをよそに、直線大外を力強く伸びたのは3番人気のサトノクラウンだった。向正面でじわじわと上昇してキタサンブラックを射程圏に。直線で満を持して仕掛けると、伸びあぐねるG1・5勝馬を難なくパスし、内を進出してきたゴールドアクター(5番人気)を3/4馬身差とらえてV。昨年のクイーンエリザベス2世Cに続くG1制覇を果たした。

 殊勲のM・デムーロ騎手は「レース前、(堀)先生と、“キタサンを見ながらになるかも”と話していましたが、その通りになった。4コーナーの手応えはすごく良かった。この馬場はすごく合う。さすがG1馬です」と満面の笑み。昨年、同じ堀厩舎のドゥラメンテで2着に惜敗(のちに引退)しているとあって、喜びもひとしおだ。

 3着は紅一点ミッキークイーン(4番人気)。キタサンブラックは1・4倍の1番人気に応えられず、9着に終わった。

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