【宝塚記念】馬場から浮上するのはこの馬だ
「宝塚記念・G1」(25日、阪神)
阪神競馬場がある兵庫県宝塚市の日曜の予報は雨で降水確率は70%。未明から明け方にかけて大雨に見舞われ、その後も降り続く見込みだ。土曜の芝は良馬場で開幕し、1800メートルで行われた11Rの垂水Sはコースレコードタイとなる1分44秒5と速い決着だったが、降雨で状況は一変。何よりパワーが要求される舞台になる。Vタイムは2分15秒台まで落ち込みそうだ。
こんな馬場を苦にしないのはシュヴァルグラン。本質的にパワー寄りの走りで、友道康夫調教師も「パンパンの良馬場よりも、湿った方がいい」とコメント。重~不良は未経験とはいえ、雨によって能力がそがれる心配はないとみていいだろう。
レインボーラインはそれほど馬格がないものの、筋肉量は豊富で、フットワーク自体はパワフル。こちらもタフな馬場をこなせるタイプだ。道悪の京都記念を制したサトノクラウンも歓迎のクチだろう。
好配を呼びそうなのはスピリッツミノルだ。稍~重馬場は6戦4勝。Vまではともかく、ヒモ穴候補に加えてみるのはいかがだろうか。