アジュールローズ降級で再出発だ 10カ月半ぶりに復帰

 今週から2歳世代の新馬戦がスタート。それと同時に4歳馬の降級が発生する。今週注目の降級馬は、6月3日、東京10Rの稲村ヶ崎特別(芝2000メートル)に出走するアジュールローズ(牡4歳、美浦・古賀慎)だ。昨年のプリンシパルSを制し、ダービーに駒を進めた(12着)ほどの実力馬。賞金設定の関係上、以前まで在籍していたオープンクラスから一気の2階級降級で1000万下からの再出発となる。

 ダービー後に右後肢の骨折で休養に入っていたが、4月の福島民報杯で10カ月半ぶりに復帰(8着)。大西助手は「前回は休み明けの分、反応の鈍さがあったかな。それに大跳びの馬なので、小回りコースでスムーズに加速できなかった」と敗因を分析する。

 仕上げ人自身も今年1月に頸椎(けいつい)ヘルニアの手術を受け、担当馬と同じく4月に復帰したばかり。「ここは他にも降級馬がいて、相手関係はそこまで楽ではない。でもいずれは重賞で勝負になると思っている馬だけに一発で決めてほしい」と力を込めた。人馬ともに再出発Vを決め、勢いを加速させて重賞戦線に乗り込む構えだ。(デイリースポーツ・刀根善郎)

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