【競輪】和歌山で古性優作がSPR賞初制覇 強豪撃破で賞金315万円ゲット

 「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪・F2」(28日、和歌山)

 12Rでスーパープロピストレーサー賞(SPR賞)が行われ、古性優作(26)=大阪・100期・S1=が1着。最終3角でまくる平原康多(埼玉)の番手に切り替えてから、直線で抜け出してSPR賞初制覇。賞金315万円を獲得した。古性マークの岩津裕介(岡山)が2着に入り、平原マークを阻まれたが、直線で立て直して伸びた武田豊樹(茨城)が3着だった。

 近畿で唯一勝ち上がった古性が意地を見せた。「岩津さんがついてくれて頑張ろうと思った。展開も向いて良かった」と落ち着いた口調で振り返った。

 打鐘前から先行した福島勢(渡辺一成-新田祐大)に最終ホームから浅井康太(三重)、平原がまくって迫る。「行くタイミングはあったけど、脚力的にキツかった」と古性。福島勢の後位で脚力を温存し、最終バックで浅井後位に切り替え、3角で平原マークの武田をさばいて活路を開いた。

 BMX経験者の古性らしく、ヨコにも強いレースで勝利を収めた。だが「力勝負ができるようになったら、もっといいレースができると思う」とSPR賞初制覇も表情を崩さない。強豪メンバーを打ち破り、来月に地元で開催の「G1・高松宮記念杯」(6月15~18日・岸和田)に弾みがついたのは間違いない。「一生懸命走るだけです」と静かに闘志を燃やして、地元での大一番に挑む。

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