「ガールズケイリンコレクション２０１７京王閣ステージ」（４日、京王閣）

　１２Ｒで「ガールズケイリンコレクション２０１７京王閣ステージ」が争われ、長沢彩（２８）＝愛知・１０６期・Ａ２＝が初制覇を果たし、ガールズの賞金ランキングで２位に浮上した。

　冷静な状況判断で長沢がＶゴールを駆け抜けた。「信じられないです。他の選手はコレクションの常連で、自分が一番下だと思っていた」と初のコレクション制覇を振り返った。

　レースは７番手で周回していた児玉が残り２周過ぎから上昇し、打鐘から奥井と先行争いを展開。最終バックまで２人がもがき合うと、３番手外並走から梶田がまくりを放つ。長沢は「いい流れが来ると冷静に見られた」と梶田後位を追走し、直線できっちりと差し切った。

　優勝賞金２１３万円を手にし、賞金ランクは６４８万９０００円で２位に浮上。７２５万２０００円で１位の石井貴子とは約７６万円の差。年末のグランプリ出場が視野に入ってきた。「このあともしっかり優勝回数を増やして、確実にグランプリに行きたい。グランプリで結果が出るように底上げをしたい」。ニューヒロインはこれに満足せず、最高峰レースを見据えてさらに力を付けていく。