【競輪】西武園競輪G3は松谷秀幸がV
「ゴールド・ウイング賞・G3」(25日、西武園)
松谷秀幸(34)=神奈川・96期・S1=が西武園記念を初制覇。優勝賞金360万円を獲得した。G3優勝は2013年6月に小田原で行われた花月園メモリアルin小田原に続き2回目。2着には松谷を追い掛けた近藤隆司、3着には主導権を握った脇本雄太が入った。人気を集めた稲垣裕之は9着に敗れた。
松谷が3年10カ月ぶりとなる2回目のG3制覇を達成した。連係する諸橋との作戦は、千葉勢と近畿勢のモガキ合いをまくるか、脇本後位でイン粘りのどちらかに絞った。残り2周で脇本が切り込んでくると、自転車を下げず脇本マークの稲垣との勝負を選択。打鐘4角から仕掛けた脇本の後位を稲垣から奪い取ると、最終2センターから一気に踏み込んで差し脚を発揮。ゴール前できっちりかわして先頭でフィニッシュした。
「師匠(引退した佐々木龍也)からも『俺も西武園記念を優勝(1999年4月)しているから、頑張ってこい』と言われていたので気持ちが入っていた。優勝できてよかった」と笑顔。次走は5月2日から始まるG1・日本選手権(京王閣競輪場)だ。「まずは1次予選を突破したい。今の調子を維持して臨みたい」と大舞台での活躍を誓った。