【ボート】湯川浩司がイン逃げで久々のV

 「ガァ~コカップ」(19日、児島)

 12Rで優勝戦が行われ、SGでV4、G1はV10の実績を誇る1号艇の湯川浩司(37)=大阪・85期・A1=がイン逃げを決め、昨年10月びわこ周年以来、通算43回目の優勝を飾った。

 湯川は3節連続で優勝戦の1号艇。3月江戸川、前走大村のG1ダイヤモンドカップは予選1位、準優1着で優勝に最も近い位置にいた。だが、江戸川では岡崎恭裕(福岡)にまくられて2着。大村ではFという結果。インでG1優勝を2回逃す屈辱を味わってきた。今年3回目のイン戦で優勝した湯川は「やっと逃げられました」とポツリ。「朝の練習では100メートルからも練習していた。勘より遅いが全速のS。一瞬外は見えたが、そこからの行き足と回り足は良かった」と低調機を上位級に仕上げて戦い抜いた。

 昨年10月びわこ周年は3コースからまくり差しでV。イン逃げでの優勝は15年10月平和島までさかのぼる。15年12月唐津、16年4月とこなめ、同月児島と優勝戦はインから2着。圧倒的に人気を背負う一般戦の優勝戦1号艇で勝てない日々が続いていた。

 6月のSG・グランドチャンピオン決定戦(鳴門)後はF休みに入る。大村G1優勝戦のフライングのペナルティーで、今年後半は一般戦とSGが主戦場となる。「フライングをしてしまったので今年は厳しいが、久々に優勝できてすごくうれしい」と言葉をかみしめた湯川。三度目の正直で逃げ切った今シリーズから、また新たな第一歩を踏み出す。

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