【競輪】女王・梶田舞 憧れの存在に…新記録24連勝

 2016年のガールズケイリン最優秀選手に輝いた梶田舞(30)=栃木・104期・A2=を特集。昨年11月16日の松戸初日から今年3月7日の広島2日目まで、24連勝のガールズケイリン連勝新記録も樹立した。新女王に自転車競技に目覚めたきっかけから、将来の夢まで大いに語ってもらった。

  ◇  ◇

 -ガールズケイリンの選手を目指したきっかけは。

 「幼いころからトライアスロンをしていて、オリンピックに出場することが夢だった。大学を卒業して、栃木のプロチームに入った。そこで練習しているとき、オリンピックを目指している練習仲間に自転車では勝ち負けできた。そこでコーチに、自転車競技一本でやることを勧められた。それから宇都宮競輪場へ行き、坂本英一さん=栃木・59期・A1=に競輪選手も目指すことを約束して、指導してもらうことになりました」

 -2013年5月京王閣競輪でデビュー。選手になった感想は。

 「トライアスロン時代はアルバイトをしながらの生活だった。ちらしのポスティング、スイミングのコーチ、レストランのウエートレスと、いろいろやりました。プロになり、親に仕送りをしてもらわず、生活できるようになりうれしかった」

 -14年は飛躍の一年になった。

 「9月の西武園で小林優香さんに勝てたし(※)、12月はガールズグランプリ(岸和田)も優勝できた。楽しい一年でした」

 -15年は一転して、いろいろあった一年に。

 「この年は挑戦の一年だった。グランプリを優勝し、次はオリンピックって感じでナショナルチームに入ったけど、落車なども重なって、両立は難しかった」

 -16年は7月にガールズケイリンフェスティバル(川崎)、12月にはガールズグランプリ(立川)で優勝。そして、17年に年をまたいで24連勝達成。選手生活で最高の一年だったのでは。

 「大きいレースで優勝できたのはうれしかった。連勝記録は周囲が盛り上がっているだけで、自分では気にならなかった。連勝が途切れたことで、ようやく年が変わった感じ。連勝中はいろいろ試すことができなかったが、これから新しい練習を取り入れていき、今年もグランプリを優勝できるように頑張りたい」

 -今後の目標は。

 「選手としては自転車を楽しく続けていきたい。自分を見て、ガールズケイリンに憧れて、選手を目指してもらえるようになりたい。人としては結婚したあと、子供に『お母さん、すごいね』って言ってもらえるようになりたい。体が動く限り選手は続けたいと思います」

 (※)5月のデビュー戦から22連勝だった小林の記録がストップ。

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