「マスターズチャンピオン・プレミアムＧ１」（１１日開幕、津）

　新年度を迎え、気分も一新。注目のレースは１１日から三重県の津ボートで開催される「プレミアムＧ１・第１８回マスターズチャンピオン」だ。満４８歳以上のベテラン選手が集結。今年マスターズデビューを果たす市川哲也（４８）＝広島・６７期・Ａ１＝を筆頭に１０人の“新人”が加わり、ハイレベルな戦いが繰り広げられる。また、大村、まるがめ、三国ではＧ１が行われる。

　ボート界の一時代を築いたベテランレーサーによる豪華競演。新たに４８歳を迎えた新勢力も加わり、見応えあるレースが展開されそうだ。

　今年も強力な新人が続々デビューする。中でも注目は市川だ。若手時代はボート界屈指のスタート力を武器にメキメキと頭角を現し、新鋭王座Ｖ２と同世代の中でもいち早く出世した逸材。０１年９月の多摩川・ＭＢ記念（メモリアル）では７走オール１着の完全ＶをＳＧの舞台で果たしてボート界の頂点に登りつめた。かつての爆発力はそこまでないものの、スピードとＳ力はやはり世代では格上の存在と言える。果敢なスリット攻勢で鮮烈デビューを果たす。

　ベテラン勢も黙ってはいない。一昨年の児島大会で完全Ｖを果たした今村に、今年の関東地区選を制した江口、さばき巧者の西島、大嶋、西山らもＶに近い存在。昨年優出した平石、三角はもちろん、川崎、大賀、山一も初Ｖへ意欲。デビュー組の三嶌、丸尾、福田、滝沢に、今年新設された３月Ｇ２・レディースオールスター（宮島）の初代女王・山川を筆頭とした女子選手４人もＶ戦線を盛り上げる。