「大阪杯・Ｇ１」（４月２日、阪神）

　Ｇ１昇格元年。初代王座決定戦に豪華メンバーが集った。

　昨年の年度代表馬キタサンブラックは、今季初戦をここに定めて順調に追い切りをこなしてきた。「過去の休み明けと比べてもいい仕上がり。年度代表馬として、恥ずかしい競馬はできない」と清水久師。気性的に鉄砲は利くタイプ。四つ目のタイトル獲得を狙う。

　昨年のダービー馬マカヒキもＶ候補。京都記念３着を叩き、出来は型通りに上向いてきた。「前走は馬場の影響もあった。ひと叩きして、動きがよりスムーズになった」と大江助手。良績のある２０００メートルで復活を期す。

　昨年暮れの香港ヴァーズで待望のＧ１制覇を果たしたサトノクラウンも参戦。今季初戦の京都記念もＶ。勢いに乗ってＪＲＡ・Ｇ１も手にするか。金鯱賞を快勝し、確かな地力強化を示したヤマカツエースも虎視たんたんとＶ狙い。昨年の勝ち馬アンビシャス、充実ぶりが目を引くミッキーロケット、サクラアンプルールらが続く。