「日本名輪会カップ・石田雄彦記念杯・Ｆ１」（７日、岸和田）

　リオ五輪に出場した脇本雄太（福井）を筆頭に吉田敏洋、近藤龍徳（ともに愛知）、椎木尾拓哉（和歌山）、沢田義和（兵庫）、坂本貴史（青森）、安部貴之（宮城）、鈴木誠（千葉）、小林大介（群馬）ら精鋭をそろえたＳ級シリーズ開催中の岸和田競輪（大阪府岸和田市）に７日、元高見盛の振分親方（４０）が来場。トークショーを行った。

　７Ｒ発売中（１３時４０分ごろ）に特設ステージに登場した振分親方。平日ながらもかなりの競輪マニアがステージ前に集まった。直前に行われたＡ級準決４～６Ｒの１着だった３人（篠崎高志、木本賢二、酒井拳蔵）とステージに並ぶと、振分親方は６Ｒで１着の酒井とガッチリ握手。「（６Ｒの車券は）ボクの誕生日（５月１２日）にちなんで（５）（１）（２）を買ったんです」。結果は（５）（１）（２）で入り、車券が的中した振分親方は、酒井に感謝しきりだった。

　トークショー中、ゲン担ぎの話題になると、振分親方は「カレーを食べて白星のときは、しばらくカレーばかり食べましたね。５日連続で同じカレーを食べたこともあります」と告白。ＭＣから勝負メシの話題を振られると、競輪ファンから「お茶漬けやろ！」と声をかけられた振分親方。「もちろんお茶漬けは好きですが、とにかくボクはご飯が好きです」と笑顔でファンに応えていた。

　トークショー後、取材に応じた振分親方。春場所について尋ねられると「上（横綱、大関）が活躍するのは当然ですが、下（関脇以下）が頑張れば盛り上がりますからね」と関脇以下の奮起を促し、注目力士を問われると「大阪場所ですからね。豪栄道、勢、宇良といった大阪出身力士に期待しています」と大阪勢の躍進に期待していた。